西之島、東京ドーム18個分の溶岩が堆積


国土地理院が発表、活動続く

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火口から噴煙を上げる小笠原諸島・西之島=4日(エアフォートサービス撮影・国土地理院提供)

 国土地理院は23日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)の噴火により、東京ドーム約18個分に当たる約2220万立方メートルの溶岩が海面上に積み上がっていると発表した。依然として1日当たり約10万立方メートルの溶岩が流出し続けているとみられる。

 4日に無人航空機から撮影した写真を分析して判明した。島は東西約1580メートル、南北約1380メートル、面積約1・3平方キロに拡大。標高約74メートルの火山には四つの火口が確認され、うち二つから煙や溶岩が噴出していた。

 西之島の噴火は昨年11月、島付近の海上で確認された。年末には以前からあった島と合体し、流れ出た溶岩が周囲に広がり続けている。