メルセデス・ベンツ、新型「Cクラス」を発売


7年ぶり、車体にアルミ採用で軽量化

メルセデス・ベンツ、新型「Cクラス」を発売

7年ぶりに全面改良して発売する「Cクラス」を発表するメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長(左)とボデルケ副社長=11日午前、東京都港区

 メルセデス・ベンツ日本(東京)は11日、主力セダン「Cクラス」の新型車を発売した。車体の約50%にアルミを採用し、従来比で約70キロの軽量化を実現。燃費性能もガソリン1リットル当たり最大17・3キロと約3割向上させた。7年ぶりとなるCクラスの全面改良で、高級セダン市場でのシェア拡大を狙う。

 エンジンは排気量1600ccと2000ccの2種類でともにターボ付き。2000ccモデルは最上位の「Sクラス」とほぼ同等の運転支援システムを標準装備。搭載されたカメラやレーダーで、歩行者を検知し自動的にブレーキをかけたり、走行車線から車が外れると元に戻したりする「部分自動運転」を行う。

 価格419万~644万円。上野金太郎社長は「ニーズの多様化でハッチバックなどが増加しているが、高級車市場では依然、セダンが半数を占め、今後も重要な市場だ」と語り、販売拡大に意欲を示した。