38歳の若の里、控えめな笑顔


「10代の運動量」で幕内へ

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38歳の誕生日を幕内で迎え、報道陣から贈られたケーキを手に笑顔を見せる若の里=10日、愛知県長久手市の田子ノ浦部屋宿舎

 大相撲名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)の番付で5場所ぶりに幕内へ復帰した若の里(青森県出身、田子ノ浦部屋)が10日、38歳の誕生日を迎え「入門した時にこの年齢で幕内とは思っていなかった。うれしい」と控えめに喜んだ。愛知県長久手市の部屋宿舎で取材に応じた。

 かつての大関候補は、度重なるけがを不屈の闘志で克服。土俵での稽古は減ったが、ウエートトレーニングなどで補い、「運動量は10~20代の頃と同じくらい」と言う。

 今場所は、ともに1992年春場所で初土俵を踏んだ39歳の旭天鵬との対戦もありそう。「一緒に教習所に行った仲だし楽しみ。一日でも長く、体が続く限り取りたい」と意気込みを示した。