男鹿市で田植え交流会に17組31人が集まる
安全寺地区で、里山の美田オーナーを募集
「なまはげ」で知られる秋田県男鹿市の安全寺地区で、里山の美田オーナー募集に伴う第1回「田植え&交流会」が8日、渡部幸男市長や住民らが参加して行われた。時折小雨がちらつく天気だったが、秋田市の家族連れなど17組31人がお年寄りらの指導を受けながら、一株ずつ心を込めて田植えをした。
実施したのは、安全寺里山保全会(安田孝彦代表)。集落の自治会長を務める安田代表(57)は「年寄りだけの世帯が多く、このままでは耕作放棄地が増えていく」との危機感から、住民のほぼ全員の参加を得て3年前に同会を結成。水路の泥上げや畦(あぜ)道の草刈りを実施してきた。
同地区は1998年開通の男鹿半島を縦貫する市道「なまはげライン」のほぼ中央部に位置し、「なまはげ大橋」から美田と、反対側には日本海が見える。同会では10月に稲刈り&交流会を予定している。