マツダ、「デミオ」に新型エンジンを搭載
クリーンディーゼル、国内での普及を目指す
マツダは10日、燃費を改善させた小型のクリーンディーゼルエンジンを開発したと発表した。今夏以降に全面改良する新型「デミオ」に搭載する。燃費効率は、軽自動車以外のガソリン車やディーゼル車の中で最も良いトヨタ自動車の小型車「パッソ」(ガソリン1リットル当たり最高27・6キロ)を上回ることを目指す。
新エンジンは排気量1500ccでターボ付き。マツダが欧州向けの車に搭載するため仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA)から供給を受けている1600ccのクリーンディーゼルエンジンに比べ、燃費は15~20%改善。一方で2500ccガソリン車並みの力強い走行性能を持つ。
クリーンディーゼルが普及している欧州では「排気量が1500ccのエンジンが主戦場」(マツダの開発担当者)となっている。新エンジン搭載車の投入により、日本でもディーゼル車の普及拡大につなげたい考えだ。