「ホテルオークラ東京」本館の建て替えを発表


地上38階と13階の2棟のビルを新設、19年春に開業

「ホテルオークラ東京」本館の建て替えを発表

 ホテルオークラ(東京)は23日、主力ホテル「ホテルオークラ東京」(港区)の本館を建て替えると発表した。開業から半世紀を経て老朽化しており、2015年8月末で閉館。地上38階と13階の2棟のビルを新設し、19年春に開業する。20年の東京五輪を控え、訪日外国人客の拡大が見込めると判断した。

 総事業費は1000億円超。新本館の客室数は約550と現在より3割増やし、1室当たりの面積も48~56平方メートルと5割以上広げる。38階建ての高層棟の約半分はオフィスが占め、賃貸収入も確保する。

 隣接する別館(客室388)は営業を続ける。同社は「本館建て替えで競争力を高め、世界から顧客を迎えたい」(経営企画室)と話している。