ロボット義手や自動翻訳ソフトなどが展示
米国防総省が最新技術の展示会を開催
米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)は21日、ワシントン郊外の国防総省で、DARPAの資金で開発された最新技術の展示会を開いた。テレビの外国語ニュースを英語に自動翻訳して特定の場面を探し出すソフトウエアや、ロボット義手などが並んだ。
ロボット義手は、爪先を持ち上げるなどして、無線で義手の動きを操作。ベトナム戦争で左腕を失い、臨床試験に協力している元米兵のフレッド・ダウンズさんは「操作法は2時間で学べる。水も飲めるし、重さも気にならない」と語った。
自動翻訳ソフトはアラビア語など14カ国語に対応。映像が流れた3分後には翻訳を終え、キーワード検索を利用して場面を特定、再生できる。既に実用段階で、国防総省が導入しているという。敵味方の位置情報を表示する片眼鏡型ディスプレーなども披露された。(ワシントン時事)