安倍首相、「学童保育30万人拡充」表明
横浜の小学校を訪れ、学童保育の現場を視察
安倍晋三首相は22日午後、横浜市の市立中丸小学校を訪れ、共働き家庭などの子供を放課後に預かる学童保育の現場を視察した。首相はこの後、記者団に「お母さんたちの仕事と子育てを両立するため、放課後児童クラブ(学童保育)を30万人分拡大したい」と強調。待機「学童」の解消に取り組む姿勢をアピールした。
「女性の活躍」推進は安倍政権の成長戦略の柱の一つ。就学した子供の預け先がなく、仕事を続けたい女性が離職に追い込まれるいわゆる「小一の壁」問題が課題となっている。首相は問題解消に向け、6月に改定する成長戦略にも具体策を盛り込む方針だ。
この日、首相は校内の一室で、放課後に子供が塗り絵やブロックで遊ぶ様子を見学。このほか紙飛行機作り名人の手ほどきでつくった紙飛行機を飛ばすなどして、子供たちと交流した。