「大加耶古墳群」ユネスコ遺産登録目指す


日本と交流の深かった大加耶、見直される日韓交流史

「大加耶古墳群」ユネスコ遺産登録目指す

世界遺産登録を目指す高霊池山洞大加耶古墳群

 韓国で、半島南部の慶尚北道高霊郡の「高霊池山洞大加耶古墳群」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)遺産登録(2017年)を目指している。

 洛東江流域を中心に栄えた加耶諸国の北部の盟主・大加耶の5~6世紀の墳墓群だ。この頃、倭(わ)(日本)は大加耶とどこよりも強い対外交渉・交流を持った。

 近年、日韓両国での考古学上の発見が豊富になり、任那日本府の存在の見直しを始め、知られざる日韓交流史が明らかになりつつある。(市原幸彦)