安倍首相「復興が進んでいることを実感した」


三陸鉄道北リアス線に乗車、岩手県の復興状況を視察

安倍首相「復興が進んでいることを実感した」

 安倍晋三首相は27日、東日本大震災からの復興状況を視察するため、岩手県を訪問した。約3年ぶりに全面復旧した三陸鉄道北リアス線にも乗車し、同県岩泉町で記者団に「復興が着実に進んでいることを実感した」と語るとともに、「これからの復興には地域の観光を含めた産業の再生が大切だ」と強調した。

 岩手県沿岸を走る三陸鉄道は、津波で駅舎やレールが流されたが、今月6日に全線で運転を再開。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した北三陸鉄道のモデルとなり、首相も「親しみ」を持っていたという。

 首相はまた、野田村の災害公営住宅や高台移転の進捗(しんちょく)状況を視察。3月に震災後初めてサケの放流を再開した田野畑村のサケ人工ふ化場も訪れ、サケの稚魚へのえさやりや放流を行った。