天皇陛下の傘寿記念、皇居一般参観が始まる


19日は約300人が参加、土曜は22年ぶり、春と秋に4日間ずつ実施

天皇陛下の傘寿記念、皇居一般参観が始まる

22年ぶりに行われた土曜日の皇居一般参観で、宮殿東庭を見学する参加者=19日午前、東京都千代田区

 天皇陛下が昨年80歳の傘寿を迎えられたことを記念した土曜日の皇居一般参観が19日から始まった。一般参観は通常は平日のみで、土曜日に行うのは22年ぶり。今年の春と秋に4日間ずつ実施する。

 午前10時すぎ、事前に申し込んだ約300人が皇居内の「窓明館」を出発。参加者は係員の説明を聞きながら、旧江戸城の富士見櫓(やぐら)や、宮中晩さん会などが行われる宮殿を珍しそうに見て回り、風景を写真に収めていた。

 静岡県長泉町から小学4年の娘(9)を連れて来た主婦西本和世さん(43)は「平日はなかなか来られないのでありがたい。ただただ感激しました」と話していた。