「ユニクロ」オーストラリア1号店がオープン
柳井正社長「3年で50店舗、将来的に100店舗」
カジュアル衣料品店「ユニクロ」のオーストラリア1号店が16日、メルボルンの繁華街にオープンした。赤道に近いインドネシアの店舗を除き、日本と季節が逆の南半球への進出は初めて。海外展開は16カ国・地域目。
新設ショッピングモールに入居する大型店で、売り場面積は地下2階から地上2階までの計2180平方メートル。定番の機能性肌着「ヒートテック」の半袖タイプの値段を15豪ドル(約1400円)とするなど、商品価格は物価高や豪ドル高を反映し、日本より高めに設定した。
開店前には300人を超える行列ができ、期待の高さをうかがわせた。
ユニクロを運営するファーストリテイリングは2020年までに売上高を現在の5倍の5兆円に増やす目標を掲げている。実現に向け、豪州でも「3年で50店舗、将来的に100店舗」(柳井正会長兼社長)を目指す方針だ。(メルボルン時事)