ソニー、4K液晶テレビ「ブラビア」の新製品発売


サッカーW杯控え競争激しく、次世代テレビとして各メーカーも投入

ソニー、4K液晶テレビ「ブラビア」の新製品発売

ソニーが発売する4Kテレビの新製品=15日、東京都港区

 ソニーは15日、高精細な「4K」液晶テレビ「ブラビア」の新製品を5月から順次販売すると発表した。東芝やパナソニックも4Kテレビの新製品を相次いで投入。6月のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕に合わせ、国内では今夏に試験放送が始まる予定で、各社は「今年は4K普及元年にしたい」(ソニー)と意気込んでいる。今後、競争が激しくなりそうだ。

 4Kテレビは、現行のフルハイビジョンの4倍の解像度を持ち、より美しい画像が楽しめる次世代テレビとして各メーカーが力を入れている。

 ソニーの新製品は、49~85型の8機種。一層の普及を目指し、同社としてこれまでで最小の49型を投入する。85型では最新の発光制御技術を用いて「暗部をより暗く、明るいところをより明るく映すことができる」(ソニー)という。市場推定価格は49型が35万円前後、85型は216万円前後。

 東芝は国内のメーカーとして最小の40型(想定価格25万円)を7月に発売。昨秋に4Kテレビに参入したパナソニックも5月に新たな5機種を投入し、品ぞろえを増やす。シャープも今夏をめどに新製品を市場投入する方針だ。