東北新幹線、復旧作業完了に少なくとも2週間
JR東日本、福島県沖地震で脱線した車両の撤去に着手
JR東日本は20日、最大震度6強を観測した福島県沖地震で脱線した東北新幹線の車両の撤去を始めた。1両ずつジャッキで持ち上げてレールに戻すため、全ての車両を移動するには少なくとも2週間かかる見込み。
東京発仙台行きのやまびこ223号は、宮城県白石市の福島-白石蔵王間で17両中16両が脱線した。乗客乗員78人にけがはなかった。
JR東によると、撤去作業は仙台側の先頭車両から着手。切り離された40トン以上ある車両をジャッキで持ち上げ、レールに戻した。
東北新幹線では高架橋や電柱なども損傷しており、21日まで那須塩原-盛岡間で運転を見合わせる。脱線現場付近の被害は特に大きく、全面復旧は4月以降になる見通し。