日本ハムの新庄監督、臨時コーチを投入


武井壮さんが走法伝授、俊足の五十幡にマンツーマン指導

日本ハムの新庄監督、臨時コーチを投入

日本ハム1軍キャンプで選手の走りを確認する臨時コーチの武井壮さん(左)=2日、沖縄県名護市(球団提供)

日本ハムの新庄監督、臨時コーチを投入

日本ハムの新庄監督(左)と臨時コーチの武井壮さん=2日、沖縄県名護市(球団提供)

 日本ハムの新庄監督が8人ほど招くとしていた臨時コーチの1人目として、陸上十種競技の元日本王者でタレントの武井壮さんが、選手に走法を指導した。

 武井さんは「重みのある自分の肉体を動かすこと、運動のクオリティーが高いとはどういうことか」をテーマに約2時間講義した。

 効率の良い走法を実演し、腕の振り方や脚の上げ方を指導。教える前と後で約20メートルのタイムを比べると、多くの選手が0・1秒ほど短縮した。武井さんは「ぎりぎりでアウトになっていたゴロが内野安打になる可能性がほぼ全員に生まれている」とうれしそうに話した。

 全体への講義を終えた後は、新庄監督がチーム随一の俊足を誇る五十幡に居残りを命じ、武井さんとマンツーマンで特訓。外野の定位置獲得を狙う23歳は手応えを感じた様子だった。

 新庄監督は武井さんと面識はなかったが、インスタグラムでのやりとりから交流が始まり、今回の指導が実現。監督は「本当に感謝しかない。選手が結果を出して、今度は武井君を喜ばせてくれたら」と望んだ。(名護)