中国に2-0で快勝し4連勝、攻撃面では光


サッカーW杯予選2位守る、主力不在も危なげなく勝ち点3

中国に2-0で快勝し4連勝、攻撃面では光

中国戦の前半、先制のPKを決め、喜ぶ大迫(右)。左は南野=27日、埼玉スタジアム中国戦の前半、先制のPKを決め、喜ぶ大迫(右)。左は南野=27日、埼玉スタジアム

中国に2-0で快勝し4連勝、攻撃面では光

中国戦の後半、追加点を喜ぶ伊東(中央)ら=27日、埼玉スタジアム

 後半を前に、日本は勝利が必須となった。勝ち点1差で迫るオーストラリアが、約1時間先に始まったベトナム戦で快勝。「勝つことが重要だった」。2点は物足りないが、遠藤航が言うように結果が全て。危なげなく勝ち点3を手にした。

 監督交代直後の中国の情報は乏しい。それならばと、持ち前の素早いプレスで先手を取って圧倒。テンポの良いパスワークから伊東が背後を突いてPKを誘うと、大迫が前半13分に先制点。その後もワンタッチの崩しから惜しい場面を何度もつくった。

 森保監督の交代策も早かった。後半13分に大迫と長友をベンチに下げ、その直後に追加点。投入された中山の左クロスが伊東のゴールを生んだ。約4カ月ぶりの復帰となった久保を送り込むと布陣を前田の1トップに変えてゴールに迫った。

 得点力不足にあえぎ、手堅い守りに支えられてきたのが直近の戦い。その大黒柱の吉田と冨安を欠いたが、「どんな時も、誰が出てもパフォーマンスを発揮しないといけない」と長友。代役を務めた板倉と谷口も遜色のない安定感。3戦連続無失点に貢献した。

 停滞感のあった攻撃面で、明るい兆しが見えてきたのは好材料。3戦連続ゴールの伊東は「距離感も良くなっているし、チャンスもつくれている」。ヤマ場のサウジアラビア戦へ勢いづいた。