上野動物園の双子パンダ やっと会えた
シャオシャオとレイレイが公開、コロナ拡大で3日限定
上野動物園(東京都台東区)で昨年6月に誕生した双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(雄)とレイレイ(雌)が12日、初めて一般公開された。事前の抽選に当たった人が、双子パンダを一目見ようと足を運んだ。
同園は新型コロナウイルスの感染急拡大を受けて11日から臨時休園中。既に抽選を終えた12~14日の当選者計約3000人に限って公開される。平均倍率は348倍だった。
公開は西園にある「パンダのもり」の室内展示場で行われ、来園者は双子と母シンシン(16歳)と約1分間対面した。川崎市から来た松尾智子さん(58)は「小さくてかわいかった。1分間幸せでした」と笑顔で話した。東京都東村山市から親子で来た公務員の桑嶋勇輝さん(42)は「元気にササで遊んでいる姿が見られた」と感激した様子。娘の結萌さん(13)は「双子で仲良くじゃれていた」と振り返った。
同園教育普及課の大橋直哉課長(47)は「シャオシャオとレイレイは公開に備えて練習を重ねてきたため、こういう形は非常に残念」としながら、「双子は上野動物園にとって初めての経験。無事に公開できたことはうれしく、ほっとしている」と語った。
上野動物園で赤ちゃんパンダが公開されたのは、双子パンダの姉シャンシャン(4歳)以来約4年ぶり。