神戸、阪神大震災の犠牲者ら6人の銘板を追加


「いつでも会いに」、遺族ら約20人が故人の冥福を祈る

神戸、阪神大震災の犠牲者ら6人の銘板を追加

阪神大震災の「慰霊と復興のモニュメント」に母と姉の銘板を設置する増田潤さん=11日午後、神戸市中央区(代表撮影)

 1995年1月の阪神大震災から27年を迎えるのを前に、「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に11日、犠牲者ら6人の氏名を刻んだ銘板が追加された。遺族ら約20人が訪れ、静かに手を合わせて故人の冥福を祈った。

 兵庫県芦屋市の増田潤さん(71)は、震災で亡くなった母悦子さん=当時(71)=と姉美紗子さん=同(47)=の銘板を設置した。増田さんは「立派な『家』に入れてもらって良かった。いつでも母と姉に会いに来られる」と涙ながらに語った。

 同市にあった増田さんの実家は全壊。当時増田さんは同県三木市に住んでおり、実家にいた悦子さんと美紗子さんが家の下敷きとなり亡くなった。

 芦屋市も慰霊碑を設置しているが、犠牲者の名前が刻まれた銘板はなく、神戸市のモニュメントに名前を刻むことを決めたという。増田さんは「何も言い残さないで死んだ人間に残るのは名前しかない」と芦屋市にも同様の慰霊碑を作るよう求めている。