JA全農が「国産農畜産物商談会」を開催


171の会社・団体が1200種以上の農産品を展示

JA全農が「国産農畜産物商談会」を開催

国産農畜産物商談会で出展者の説明に耳を傾ける来場者=13日午後、東京・有楽町の国際フォーラム

 JA全農(全国農業協同組合連合会)は、12、13日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで「国産農畜産物商談会」を開催した。商談会は「食と農の架け橋」を目指して毎年この時期に開催されているもので、今回で8回目。JA傘下の全国171の会社・団体が1200種以上の農産品を展示した。

 北海道から沖縄まで各都道府県別に展示コーナーがまとめられ、食品加工業者や外食・ホテル関係者などの専門業者らが、出展者側と熱っぽく商談を行っていた。東日本大震災後、3年が経ってもなお原発の風評被害に苦しむ福島県のブースでは今回、米や牛肉、豚肉などを主力商品として展示。

 JA福島の職員は「放射能については、福島では安全を確保しているので、消費者の皆様には福島産の農畜産物は安心して召し上がっていただきたい。今回の展示で、福島産品に放射能の不安を訴える来場者は一人もいなかった」と、安全性を強調していた。