ディズニー映画「アナと雪の女王」


圧倒的な歌唱が魅力のアニメミュージカル作品

ディズニー映画「アナと雪の女王」

心を閉ざした姉エルサ(左)とその閉ざされた心を開かせようと奔走する妹のアナ=©2014 Disney. All Rights Reserved.

 このアニメミュージカル作品はディズニー創立90周年を記念して作られたもので、原作はアンデルセンの「雪の女王」。

 アンデール王国の姉エルサと妹アナは大の仲良しで、姉エルサには触れるものを凍らせるという秘密の力があった。エルサはこの力を使ってアナと雪だるまをつくったりして楽しい日々を送っていた。しかし、その力が強くなりコントロールもままならなくなると、アナを傷つけるかもしれないと思って距離を置くようになり、自分の世界にこもってしまう。

 月日は流れ、新女王就任式の当日、エルサはついに力を制御できず、王国を永遠の冬に変えてしまい、山奥に氷の城を築いて雪の女王となる。

 アナはそんな姉を救うため、山男のクリストフと、相棒のトナカイ・スヴェンと、不思議な雪だるまオラフとともに氷の城を目指した。

 この作品はディズニーアニメ第53作目にして初めて女性監督が手掛けたもので、ジェニファー・リーが手腕をふるっている。最大の魅力はもちろん音楽で、エルサが歌う「Let It Go~ありのままで~」が圧倒的な存在感を示し、作品を盛り上げている。

 これまで数々の名曲がディズニー作品から生まれたが、この曲もまさに名曲といっていい。今作ではエルサ、アナ姉妹のほか、出演の声優陣にブロードウェーで活躍する俳優陣を配するなど、90周年記念にふさわしい作品となっている。日本語版ではエルサ役を松たか子が、アナ役を神田沙也加が演じている。(佐野富成)