福島県営あづま球場で女子ソフト大会が開幕


上野選手をはじめ五輪選手らが熱戦、ボランティアも参加

福島県営あづま球場で女子ソフト大会が開幕

決勝トーナメントのトヨタ自動車戦に2番手で登板したビックカメラ高崎の上野=6日、福島県営あづま球場(日本ソフトボール協会提供)

福島県営あづま球場で女子ソフト大会が開幕

福島県営あづま球場で行われたソフトボール大会で観客を誘導する都市ボランティア(右)=6日、福島市

 福島市の福島県営あづま球場で6日、「日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント」が開幕し、上野由岐子選手をはじめ東京五輪で金メダルを獲得した日本代表選手らが熱戦を繰り広げた。東京五輪の際、新型コロナウイルス感染症の影響で活動ができなかった都市ボランティアも大会運営に参加した。大会は7日まで。

 7月に福島県で行われた東京五輪のソフトボールと野球の試合は無観客開催となり、都市ボランティアの活動もほとんどが中止になった。その後、県が日本ソフトボール協会と協議し、大会運営スタッフとして県の都市ボランティアから参加者を募集。158人の応募があり、抽選で92人に決まった。

 この日、球場には約3000人の観客が訪れ、都市ボランティアは入場口でのチケット確認や検温、球場内でのファウルボールの注意喚起、駐車場入り口では歩行者の安全のための交通案内などを行った。

 都市ボランティアとして参加した福島市の会社員三原紗矢香さん(29)は「(都市ボランティアの)ユニホームを着て、やっとキャストの一員になれたと実感した。たくさんの人の笑顔が見られた。こういう場があればこれからも参加したい」と話した。