頼れるベテラン青木宣親、球団最年長の満塁弾
39歳8カ月が会心の一振り、ヤクルトを9連勝に導く
頼れるベテランが一振りで、ヤクルトを9連勝に導いた。青木が決勝のグランドスラム。「どちらに転んでもおかしくない展開。奥川が一生懸命投げていたので何とかしたかった」とうなずいた。
0―0の五回1死一、二塁から、奥川がバスターで左前打を放って満塁に。塩見の3球三振で嫌なムードが漂ったが、青木が外角低めの2球目に食らい付き、左翼席へ運んだ。39歳8カ月での満塁弾は古田敦也の38歳8カ月を上回り、球団最年長記録となった。
10連戦を戦い、27日は久々の休養日だった。青木は一回の守備につく前に、チームを鼓舞。高津監督は「休み明けでしっかり入っていこう、と言いながらレフトに守りに行った。もちろん、みんな気持ちは抜けていないが、もう一回確認できた。いいゲームを進められた」と明かし、言葉での働きも認めた。
前回リーグ制覇した2015年は米大リーグでプレーしていただけに、「ヤクルトで優勝することが一番の目標」。青木の言葉にぐっと力がこもった。