新鋭の前頭筆頭・遠藤、白鵬に全く歯が立たず
時津風部屋に出稽古、白鵬の鋭い出足に圧倒される
新鋭の遠藤が4日、大阪市東成区にある時津風部屋に出稽古し、宮城野部屋から出向いた白鵬に胸を借りた。今場所は横綱、大関陣と当たる前頭筆頭に躍進。力がどこまで通じるか注目されるが、この日は全く歯が立たずじまい。「何をしていたかも分からない状態だった」。初対戦を前に、力の差を見せつけられてしまった。
白鵬の鋭い出足に圧倒されて、得意の左四つにさせてもらえない。投げも食って何度も土俵にたたきつけられたが「最初から横綱とやって相撲になると思っていなかった。この経験を無駄にしないように頑張りたい」と前向きに捉えていた。
かねて稽古場で手合わせしたいと言っていた白鵬は「実現できたのはよかった。自分はいつも通りの稽古内容」と満足そうだった。