「人権なき北京五輪ボイコットを」銀座を行進


100人以上がデモと街頭演説で訴え、「中国は多様性を否定」

「人権なき北京五輪ボイコットを」銀座を行進

雨の降る中、北京五輪ボイコットを訴えるデモ参加者たち=18日午後、東京都千代田区(石井孝秀撮影)

 「人権なき北京オリンピックをボイコットしよう!」。来年2月、中国・北京で行われる冬季五輪に対し、少数民族や民主化運動への弾圧などを理由に、ボイコットを訴えるデモ(主催・人権なき北京オリンピックボイコット実行委員会)が18日、東京都千代田区で行われた。

 在日のウイグル人やチベット人などの団体や支援者ら100人以上の参加者が午後1時半ごろ日比谷図書館周辺をスタート。40分ほどかけて銀座の大通りをデモ行進しながら、「開催地を変更しろ!」「中国共産党は民族虐殺をやめろ!」などのシュプレヒコールを上げた。

 デモ終了後はJR有楽町駅前で集会が開かれ、各民族の代表者などが街頭演説を行った。在日チベット人コミュニティーの小原カルデン代表は「中国は多様性を否定する国。こんな国で行われるオリパラがあっていいのか」と強調。また、日本ウイグル協会の于田ケリム会長は「日本政府にも(五輪ボイコットを)強く要請していく。ぜひ応援してほしい」と呼び掛けた。