秋田県で稲刈りが始まる、「今年はまずまず」


県央・井川町の日本国花苑近くで「あきたこまち」の収穫

秋田県で稲刈りが始まる、「今年はまずまず」

「あきたこまち」をコンバインで刈り取る農家=11日、秋田県井川町

 秋田県内で稲刈りが始まり、県央・井川町の日本国花苑近くで11日、一帯の先頭を切り「あきたこまち」をコンバインで刈り取る農家がいた。3・6ヘクタールの田んぼを持ち、55年の栽培歴を持つ農家の主人は「10日から作業を始めた。今年は8月初めまで暑い日が続いたが、まずまずの作柄」と語る。

 昨年は稲刈りの時期に雨が降り、田んぼがぬかるんだ。今年は晴れた日が続き、昨年より2日早い刈り取り。通常は夫婦で作業するが、この日は息子さんがコンバインを操作した。天候によるが今週いっぱいで作業を終える予定。

 県によると、秋田の米の生産量は約60万トンで、新潟、北海道に次ぎ全国3位。全国の生産量の6%、ほぼ1000万人のご飯をまかなう量に匹敵する。