メルカリ、ネット店舗サービスを新たに開始


月間1900万人が利用する顧客基盤を活用、事業者も出店可

メルカリ、ネット店舗サービスを新たに開始

メルカリが新たに始めるネット店舗事業の出店イメージ(同社提供)

 メルカリは、フリーマーケットアプリ「メルカリ」で個人や事業者がオンライン店舗を開設できる新サービス「メルカリShops(ショップス)」を始める。新型コロナウイルス流行でインターネット通販の需要が高まる中、ノウハウがなくても簡単に出店できるほか、月間1900万人が利用するメルカリの顧客基盤を販売に生かせる。

 メルカリと同様の操作で出店や商品紹介ができるほか、新たに在庫管理機能などを加えた。フリマのような値下げ交渉がなく、販売時の手間を省ける。手数料は売上金額の10%で、フリマと変わらない。

 サービス開始に併せて小規模事業者などを対象に先行出店を受け付け、9月の本格展開を予定する。事業の数値目標は明らかにしていないが、同社の山田進太郎社長は「新たな事業の柱としたい」と語った。