秋田県三種町、砂像20基がビーチに立ち並ぶ
釜谷浜海水浴場で砂の祭典「サンドクラフトinみたね」
コロナ禍を乗り越え新しい幕開けの年にしようと、今年25周年を迎えた秋田県三種(みたね)町の砂の祭典「サンドクラフトinみたね」が24日、同町の釜谷浜(かまやはま)海水浴場で始まった。昨年は新型コロナのため開催を断念しており、2年ぶりの開催となる。今年は海上花火ショーや屋台の出店など、にぎやかなイベントはないものの、日本では数少ないプロ砂像彫刻家の一人、保坂俊彦氏による高さ3・6㍍、幅5・5㍍のメイン砂像「開放」を中心に、特別砂像と中型砂像各5基に加え小型など合わせて20基以上が立ち並んだ。また、竹に穴を空け、中から明かりを灯(とも)す「竹あかり」6基が砂像に彩りを添えた。竹あかり点灯式で同実行委員会大会会長の田川政幸(たがわまさゆき)町長は「炎天下の中で砂像を作り上げていただいた。コロナに打ち勝つため大成功させたい」とあいさつした。製作風景や竹あかりのライトアップは動画投稿サイト「ユーチューブ」の「サンドクラフトinみたね」から視聴できる。