「最後まで諦めない演技、本当にすごかった」


安倍首相、羽生結弦選手に電話で祝福

「最後まで諦めない演技、本当にすごかった」

金メダル獲得から一夜明け、首相公邸の安倍晋三首相(写真右・代表撮影)から、ソチで祝福の電話を受けるフィギュアスケート男子の羽生結弦選手=15日(時事)

 安倍晋三首相は15日、首相公邸からソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手と電話で話し、「おめでとう。たくさんの日本人が羽生選手の演技を見て胸が熱くなる思いだったと思う」と祝福した。羽生選手は「たくさんの方々に応援していただいて最高の結果を残すことができた」と謝意を示した。

 首相は「最初の4回転でちょっとミスがあったが、最後まで諦めない演技は本当にすごかった」と称賛。羽生選手の出身地は東日本大震災の被災地の宮城県で、首相が「被災地の皆さんは喜んでいる」と語ると、羽生選手は「(被災者の)力になれればと思って全力で演技をした」と答えた。

 首相は「氷に向かって一礼するあのたたずまいは、さすが日本男児だなと思った」ともたたえた。