英財務相も犬飼う、英官庁街で猫と勢力が均衡?
ジョンソン首相夫妻に倣い増加、少数派だった犬が盛り返し
スナク英財務相が公邸で犬を飼い始めた。隣接する首相官邸ではジョンソン首相夫妻も犬を飼っており、これに倣った形。英官庁街ではこれまで猫が多数派だったが、犬が勢力を盛り返している。
6月30日の公式ツイッターや英メディアによると、スナク氏の犬は生後8週間のラブラドール・レトリバーで、名前は「ノバ」。スナク氏の2人の娘が首相夫妻の犬「ディリン」を気に入り、自分たちも飼うことにしたという。
首相官邸と財務相公邸はロンドン中心部ウェストミンスターのダウニング街に並んで建っており、建物内部は事実上一体化している。首相官邸には「内閣ネズミ捕獲長」の肩書を持つ猫のラリーがいるほか、財務省にも「ネズミ捕獲長」の猫グラッドストンがいる。
SNS(交流サイト)では愛くるしい姿に大きな反響があったが、夕刊紙イブニング・スタンダードは「ディリンは新たなライバルとどう向き合うのか」「ラリーはこの事態をどう受け止めるのか」と「先輩」たちとの関係を心配している。(ロンドン時事)