チベット人らが訴え、北京五輪「ボイコットを」
「人権なくして五輪なし」、IOC本部のあるローザンヌで
国際オリンピック委員会(IOC)本部があるスイス・ローザンヌで23日、欧州在住のウイグル人やチベット人ら数十人がデモを行い、来年2月開催の北京冬季五輪のボイコットを呼び掛けた。
オリンピックデーのこの日、多くが民族衣装に身を包んだ参加者はスイスやフランス、ドイツなどからローザンヌの「オリンピック・ミュージアム」前に集結。「人権なくして五輪なし」「ジェノサイド(集団虐殺)五輪を阻止せよ」と書かれたプラカードを掲げたり、チベットの旗を振ったりした。
欧州チベット青年協会の代表は「中国政府はチベット人の言語や文化、アイデンティティーを消し去る多様な取り組みを始めており、ウイグル人に対しても同じことが行われている」と訴えた。(ローザンヌAFP時事)