エンゼルスの大谷翔平、大歓声に応える3勝目
スライダー操り好投、3万人超のファンの前で6回1失点
新型コロナウイルスの影響による観客の入場制限が解除された17日。エンゼルスの大谷が、本拠地では今季最多となる3万709人のファンの前で6回1失点と好投し、今季3勝目を手にした。
制球を乱した一回は1死一、二塁としたが、後続を空振り三振と右飛に抑え、無失点で切り抜ける。二回以降はスライダーを効果的に配した打たせて取る投球。二つの併殺を奪うなどし、「いいボールを選びながら、探り探り投げた。守備に助けられて何とか6回を投げられた」と振り返った。
四回の守備では、三塁前に転がされたバントに対して頭から飛び込んで処理。安打となったものの、気迫も十分だった。今季7度目となった投打同時出場で観客から大歓声を受け、「選手としてやる気が出るし、打席でもマウンドでもより集中できる。(観客に)入ってもらってうれしい」と白い歯を見せた。
チームもリードを守り切って連敗は3でストップ。今後も投打で主軸としての活躍が期待される26歳は「(連敗する)前の勝ち方をできるように、全員で取り組めたらいい」と先を見据えた。(アナハイム時事)