都庁45階展望室で接種開始、五輪関係者らが対象
8月末まで1日最大2500人に可能、知事も会場を視察
東京都は18日、東京五輪・パラリンピックの大会関係者への新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種を、都庁第一本庁舎(新宿区)45階の展望室で開始した。1日最大2500人に接種可能で、8月末まで行う。同日は小池百合子知事も会場を視察した。
大会関係者は、競技会場や選手村のスタッフ、審判ら。7月末までに約3万8000人分を終える見込みで、国際オリンピック委員会(IOC)から提供された米ファイザー製ワクチンを使う。都庁展望室は観光スポットの一つだが、新型コロナ対策のため一般客の入場を取りやめている。
大会組織委員会でドーピング検査の運営を担当する平井千貫さん(46)は接種後取材に応じ、「来日する検査員は多くが接種を済ませているので、私たちも受けることができて安心している」と話した。