イオンがごみ削減、使用済み容器再利用で連携


食品メーカーなど6社と、19店舗に返却ボックスを設置

イオンがごみ削減、使用済み容器再利用で連携

再利用するため、QRコードを貼ったステンレス製の使用済み容器を返却ボックスに入れるデモンストレーションの様子=25日午前、千葉市(時事)

 イオンはこのほど、ごみ削減に向け、使用済み容器を返却すると代金の一部が返金される商品の販売を開始した。米テラサイクルが開発した再利用システム「Loop(ループ)」に参画する食品メーカーなど6社と連携。首都圏のイオン19店舗に返却ボックスを設置し、専用の商品13品目で再利用を始める。

 ロッテやP&Gジャパン(神戸市)などの参画メーカーが製造するガムやシャンプー、洗剤などが対象。容器は再利用可能なステンレスやガラス、強化プラスチック製で、客は使用後、店頭で発券されるQRコードをスマートフォンの専用アプリで読み取り、容器に貼って返却する。

 回収から約2週間で、販売価格に上乗せされた110~880円の容器代金がアプリを通じて返金される。回収した容器は専用施設で洗浄し、メーカーの工場で再び製品を詰めて販売する。

 イオンは8月末までに関東地方の約50店舗に取り扱いを広げる方針。