札幌が柏を破る、エース不在も新戦力が躍動


今季加入の岡村がJ1初ゴール、白星を浮上のきっかけに

札幌が柏を破る、エース不在も新戦力が躍動

前半、ゴールを決める札幌の岡村(手前)=29日、三協F柏(時事)

 エース不在の中、新戦力が躍動した。札幌はリーグトップ12得点のアンデルソンロペスを負傷で前節から欠く。それでも前半19分、青木の左クロスに明大卒ルーキー小柏が飛び込む。幸先良く先制点を奪った。

 1-1の同40分には、左からの岡村のシュート性のボールが相手DFに当たってネットを揺らす。いったんオフサイドと判定されたが、VARの検証で判定が覆った。今季群馬から加入の岡村はJ1初ゴール。「素直に喜びたい」と満面の笑みだった。

 中2日の日程で先発を大幅に入れ替え、出場機会が限られていた青木、岡村らにチャンスが回ってきた。今季初スタメンの青木も大宮からの移籍。「今年入った選手も練習からしっかりやっている。やれると思っていた」。点取り屋の穴をカバーし、手応えを口にした。

 国際Aマッチによる約3週間の中断を前に、浮上のきっかけをつかめそうな白星。ペトロビッチ監督は「今季加入した選手が試合で貢献できるように成長してきたと評価している」。満足そうに話した。