マリナーズの菊池雄星が「今季一番の速球」
安定した投球でアスレチックス打線を抑え込み今季2勝目
マリナーズの菊池がチームの連敗を6で止めた。一回、先頭に四球を与えるが、続く打者を内角のカットボールで遊ゴロ併殺に打ち取る無難な立ち上がり。その後も好投を続け、失点は三回に浴びたソロ本塁打だけ。ピンチらしいピンチはなかった。
「きょうは今シーズンで一番いいストレートが投げられた。これだけ腕を振れたのは久しぶり」。その直球を軸に、今季武器にしているカットボールを加えて地区首位のアスレチックス打線を抑え込んだ。今季9試合で7試合目のクオリティースタート(先発で6回以上を投げ自責点3以内)。安定した投球にサービス監督は「今夜も素晴らしかった」と満足そうだ。
背中に張りを感じ、七回の先頭打者に内野安打を許したところで降板した。だが「心配はない。予定通り(次回の先発に)いくために降りた」と菊池。自信に満ちた表情だった。(ロサンゼルス時事)