災害時、津波避難に携帯端末が活躍


地図上で誘導、岩手・東北大が開発を進める

災害時、津波避難に携帯端末が活躍

津波などの災害時、地図上に現在地から避難場所の方向や距離などを表示し、誘導してくれる岩手大などが開発したスマホのアプリ画面(岩手大の田中隆充教授提供)

 東日本大震災から間もなく3年を迎える東北の被災地。いまだ余震による津波が懸念される中、万が一に備え、住民のほか土地勘のない観光客でも安全に避難できるよう、身近な携帯端末を利用した仕組みづくりを大学などが進めている。

 岩手県久慈市では、岩手大などが昨年11月、スマートフォン(多機能携帯電話)の全地球測位システム(GPS)を利用して、地図上に津波避難場所が示されるアプリ「くじゃる」を開発した。

 平常時は観光情報を提供するが、エリア内で避難が必要な災害が発生するとアプリが起動。過去の津波で浸水した「危険エリア」と、標高20メートル以上の「避難推奨エリア」がピンクと緑で色分けされた地図が表示され、GPS機能によって現在地から安全な場所まで避難誘導してくれる。