中国が抱える課題を分析し、30年後も米国を凌駕できないとみる2誌
◆世界の覇権握る野望
中国共産党は今年7月、結党100周年を迎えた。そして2049年に中国建国100年を迎える。
中国は1978年に鄧小平の主導の下、「改革・開放」路線に転じて以来、西側の資本と技術を積極的に取り入れ、市場経済システムを導入。2010年に国内総生産(GDP)で日本を抜き、世界第2位の経済大国に躍り出た。今や「一帯一路」で発展途上国はおろかヨーロッパに触手を伸ばす。一方、軍事では南シナ海で軍事基地を造成。宇宙、科学技術、金融・通貨などあらゆる分野で存在感を示し世界の覇権を握ろうとしている。
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