「秋風や人翁さび媼さび」(佐藤漾人)。…
「秋風や人翁さび媼さび」(佐藤漾人)。台風の影響か、このところ天候が目まぐるしい。ようやく秋晴れになったかと思えば、昨日の午前中は雨だった。
困るのは服装だ。天気予報では気温とともに何を着ればいいかをあらかじめ知らせてくれるので助かるが、見逃した時は自分の感覚で判断するしかない。朝は肌寒くて厚着で行くと、昼はかなり暑くなって汗が出ることもある。
このように朝夕と昼では気温の差がある日が少なくない。とはいえ、暑い日でも、日差しは熱を帯びていても、空気がひんやりし、風が意外に冷たい。もはや本格的な秋に入っていることを感じるこの頃である。
今年のノーベル賞は、東京工業大栄誉教授の大隅良典氏が医学・生理学賞を受賞し、3年連続日本人受賞の快挙を達成した。今度は、文学賞の有力候補とされている作家の村上春樹氏がどうなるか気になる。
英ブックメーカーの賭け率では1番人気というが、今年は晴れて栄冠を手にすることができるのか。13日にも判明するので期待したい。とはいえ、研究成果によって客観的に判断できる科学関係の賞に比べ、平和賞や文学賞の選考は主観的要素が強い。
特に平和賞は、その時の国際情勢などが反映するので、評価が後に大きく変わることがある。文学賞も、その年によって選ばれる地域が変わるようだ。いずれにしても、誰が受賞するか予想し難いのは確かだ。