正月休みにインドを旅してきた。日本の新幹線…


 正月休みにインドを旅してきた。日本の新幹線が走ることになったアーメダバードからムンバイまで、8時間かけ在来の特急列車に乗るのが第一の目的だった。

 2008年、160人以上の死者を出した同時テロで大きな被害を受けたムンバイのタージマハルホテルは、きれいに修復されていた。しかし鉄道も空港も、荷物チェックや警備が厳しかった。

 ニューデリー駅ではプラットホームに入る前に荷物検査があり、小銃を持った警察官が駅構内を監視し、列車の中にも入ってくる。空港でもチケットやパスポートを何度もチェックされる。

 機内持ち込みの荷物の中にホッカイロが入っていたのを不審に思われ、リュックから取り出して用途を説明するはめに。パソコンのコードなどが一緒に入っていたから、X線映像で見れば、体に巻き付け自爆テロに使う火薬に似ていたかもしれない。イスタンブール、ジャカルタと「イスラム国」(IS)によるテロが連続している状況を考えると、二重三重のチェックは当然だろう。

 それにしても参ったのは、地下鉄に乗る前の荷物検査。ニューデリー駅ではいつも長蛇の列ができていた。もし日本の地下鉄で、こういう荷物検査が必要になるとすれば、大変なことになる。

 そうならないためには、とにかくテロリストを入国させないことだ。そのための水際作戦、入国管理の段階での厳しいチェックが欠かせない。