親御さんたちへ。「道路を横断する時は、…
親御さんたちへ。「道路を横断する時は、信号が青でも右左の安全を必ず確かめること。信号の点滅が始まったら、無理をせず次の青信号まで待つこと」をお子さんに繰り返し教えて――と。
高齢者の皆さんには「横断禁止場所の横断は重大事故につながります。遠回りでも横断歩道を渡りましょう」。そして、ドライバーの皆さんは「子供や高齢者、自転車等に対する思いやりのある運転を心掛けましょう」と警視庁は呼び掛ける。
敬老の日の21日から秋の交通安全運動が始まった。今年の標語は<ルールとマナーを守って、世界一安全な街へ。>と<やさしさが 走るこの街 この道路>である。
秋から冬に向かうこの時期に、特に注意しなければならないのが周りが見えにくくなる夕暮れ時だ。今年上半期(1~6月)に交通事故で死亡した全国の高齢者(65歳以上)は1006人で、昨年同期より12人増えた。
このうち徒歩と自転車に乗っていた人の35%が、午後5時から4時間のうちの事故だった。これから年末までの日没前後は事故で死亡する高齢者が急増することが、これまでの例で分かっている。
「薄暗くなる時間が日増しに早まるのでドライバーは早めにライトをつけ、高齢者も衣服の色を明るくした上で、反射材を着用して」と警察庁担当者。今年上半期の全交通事故死者数は1893人で昨年同期比32人減少だった。が、8月末までだと2554人で同2人増と黄信号だ。