福島県の南会津町をドライブしていて、…
福島県の南会津町をドライブしていて、昼近く、「道の駅きらら」に立ち寄った。地元の野菜コーナーに、朝、収穫したアスパラがあった。人気のある特産品らしく、少ししか残っていなかった。
アスパラは繊維質が多く、水分をたくさん含んでいるが、水分は飛びやすいそうだ。そのため収穫したばかりのものと、1日過ぎたものとではみずみずしさも甘さも違う。
地元でいろいろ料理を食べたが、さまざまな調理の仕方でアスパラが用いられていた。焼いただけというのもあれば、天ぷらもある。パスタにも、サラダにも、ピザにも、ラーメンにも使われていた。
会津若松市では今、食の一大イベント「あいづ食の陣」が開催中。「会津人が胸をはって美味しいといえる食材を旬の時期に味わってほしい」という意図から、市内の飲食店や宿泊施設の料理人が腕を振るっている。
春はアスパラで6月30日まで。福島県産のアスパラの9割以上を会津地域(17市町村)が占めている。そして福島県は作付面積で全国3位。「道の駅きらら」にあったアスパラは太くてボリュームがあった。
PR誌「あいづ食の陣 会津アスパラがすごい!」によると、会津地方で栽培が始まったのは50年前。ホワイトアスパラだったが、これをグリーンアスパラに切り替えたことで作付面積が増え、今も年々増加傾向にあるという。旅行者には地元の野菜を買える道の駅がありがたい。