南米大陸に広がるアマゾンは世界最大の…


 南米大陸に広がるアマゾンは世界最大の熱帯雨林地帯。地球上の熱帯雨林の3割を占め、生物種の1割以上が存在しているといわれている。降雨量は年間2000㍉以上で、高温多湿。

 深刻な問題となっているのは、森林伐採が進んでいることだ。ブラジルでは過去40年間で日本の国土の2倍以上が消失している。人間の居住や農地だけではなく、医薬開発のために植物が乱獲されている。

 小紙の「ハイテク駆使しアマゾン守れ!」(1月4日付)によると、不法伐採を取り締まるために、携帯電話を使った監視システムが今年導入される。北部パラ州で2800平方㌔をカバー。

 アマゾンではいったん森林が消失すると再生は不可能といわれている。高温多湿のために葉はあっという間に分解されて、土が形成されないためだ。今もなお、その生態系の大半は未解明のまま。

 このアマゾンを紹介する映画「アマゾン大冒険」が今月17日公開される。ジャングルを描き出している点ではネイチャードキュメンタリーと言えるが、サルの視線で描いている点ではフィクション。新手法による作品だ。

 フランスとブラジルの合作で、ティエリー・ラコベール監督が約2年の歳月を費やして撮影に挑んだ。観客は密林の中に入ったような感覚に圧倒され、約70種類の動物が登場してジャングルの恐ろしさと豊かさを教えてくれる。アマゾンを描いた最後の傑作となるのかもしれない。