ようやく気流子にも地元自治体からの新型…


 ようやく気流子にも地元自治体からの新型コロナウイルスワクチン接種券が届いた。東京・調布市の接種第1、2弾は75歳以上が対象で今月末までの接種完了を目指す。今回の第3弾は65歳以上が対象で、集団・個別接種の予約受け付けが始まった。

 市報によれば、予約人数が約1万8000人分で、1回目の接種は10日から来月10日まで。2回目接種は自動的に1回目の21日後に同じ会場・時間となり、7月末までに高齢者接種を完了させる計画である。

 ようやく、と書き出したのは、自衛隊の東京と大阪の大規模接種センターが先月末から、接種対象を東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県と大阪府全域の65歳以上に拡大したが、それには自治体の出す接種券が必要だったから、やきもきしていたのだ。

 都内23区に比べ、都下の各市町村のワクチン接種対応は遅いと言われる。それでも調布市が京王線の調布駅前広場に設けた接種会場のスピーディーな接種は、厚生労働省が工夫された運営例として紹介している。

 各地の会場では接種を受ける人が受付、問診などを順番に移動して医師から接種されるが、ここでは椅子に座って待機。受付係、問診係、医師の方が移動して接種する。

 この方式で、1人の医師の時間当たりの接種者数が格段に増えるというのである。ワクチン接種は、大学や教育関係、警察官や消防士、企業の職域接種など効率向上を目指して進む。スピードの加速に期待したい。