東京郊外の駅での光景。駅近くのベンチに…
東京郊外の駅での光景。駅近くのベンチに座って見ていると、女性が走っている。1人や2人ではない。合計7~8人の女性が改札口目掛けて走り込む。男性が走る姿はない。
電車は上下線で5分に1本ぐらい来るのだが、しばらく待っていると、また「走る女性」を見掛ける。最寄り駅なので分かっているが、特に女性の利用者が多いというわけではない。しかしなぜか、改札口に向けて女性が走る。
「電車の時刻は分かっているだろうから、余裕を持って行動すればいいのに」とも思う。女性は支度に時間がかかるというが、そんなことは本人が一番よく分かっているのだから「その分を計算に入れれば走る必要はないはず」とも思う。転んでケガをすることもあるだろうに、とも考える。もっとも、実際に転んだ女性の姿を見たことはない。
人間の脳について書いた本を読んだことがあるが、どうやら脳内には物事を認識する部分と行動する部分をつなぐ器官があって、女性はそれが太く男性は細いという話だった。太ければ脳内の情報伝達速度は速くなるだろうし、細ければ遅くなるのは当然だ。
その駅の女性利用者全体の中で「走る女性」は無論限られている。10%以下だろう。おばあさんが走っている姿は見たことがない。
ただ、走る人を男女比で見た場合に「女性が9、男性が1」というぐらいの違いはありそうだ。男女の明白な生物学的な差異は、こういうところにも見られるようだ。