ウィーン発コンフィデンシャル rss

金正恩氏専用機の「搭乗者リスト」

 旧ソ連・東欧共産党政権の歴史は“粛清の歴史”であった。独裁者は共産党内の潜在的な政敵を見つけ出し、監視、必要ならば粛清していった。スターリン時代の大粛清を想起するだけで十分だ。  問題は誰が潜在的なライバルと成り得るか…

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「あり得ないこと」が多発する韓国

 韓国の聯合ニュースによると、「朴槿恵大統領は6日、リッパート駐韓米国大使に対する襲撃事件について、『自由民主主義と平和を追求する韓国で米大使がテロを受けたことは韓国政府と国民に衝撃的な事件で、あり得ないことだ』と発言し…

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離婚対策に腐心する中国共産党

 旧ソ連・東欧共産党政権がまだ勢いがあった時、彼らは、エイズ問題、同性愛問題、離婚、家庭の崩壊といった社会の“負の現象”は欧米資本主義社会特有の病と断言し、共産主義世界にはそれらの問題は存在しないと豪語してきたものだ。し…

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バチカンで「女性の進出」広がる

 明日(8日)は「国際女性の日」だ。それに関連して、ローマ・カトリック教会総本山バチカン法王庁の広報の役割を担うバチカン放送が5日、バチカン内の女性職員の数やその占める割合を発表した。それによると、過去10年間でバチカン…

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スイスで反イスラム傾向が強まる

 スイスの中道右派政党「国民党」(SVP)は同国南部のヴァレー州で公共学校内でイスラム教徒のスカーフ着用を禁止する住民署名集めを開始した。目標は半年以内に4000人の署名を集めることだ。バチカン放送独語電子版が2月23日…

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元首相たちの懲りない「反日発言」

 菅直人元首相は先月24日、欧州の非政府組織(NGO)の招きを受けてパリで講演し、そこで福島原発の汚染水について言及し、「福島第1原発がコントロール下にあるという安倍晋三首相は明らかに間違っている」と批判した。また、宇宙…

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アメリカン・スナイパーは英雄か

 クリント・イーストウッド監督の映画「アメリカン・スナイパー」が世界で上演中で、多くの観客を惹きつけている。同映画はアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの伝説のスナイパー、クリス・カイルを描いた映画で、第87回アカデミー…

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中国共産党幹部の「愛人問題」に学ぶ

 中国反体制派海外メディア「大紀元」は16日、中国共産党幹部たちの愛人問題を報じた香港「争鳴」誌2月号を紹介していた。同誌によると、中国政府機関で昨年発覚した女性問題は70万件を突破し、うち21万7700件は法廷争いに持…

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プーチン氏には「強さ」で対抗すべし

 欧米諸国と旧ソ連・東欧共産圏が対峙していた冷戦時代、共産圏の盟主・ソ連(当時)が崩壊するとは予想できなかったことだ。それがモスクワにゴルバチョフ大統領が出現し、ペレストロイカ政策を提示してから数年後、ソ連はあっけなく崩…

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金正恩氏が気にする「叔父の動向」

 北朝鮮の故金正日総書記の誕生日に当たる2月16日、駐オーストリアの北朝鮮大使館を訪ねたが、夕方から大使館前の写真掲示板は閉鎖され、周辺は静まり返っていた。ただし、大使館の中庭には外交官公用車ベンツが7台駐車していたから…

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移住者問題で最も難しいテーマ

 当方は前日、小説家の曽野綾子さんの産経新聞のコラムに対する朝日新聞らの批判について、自分の考えを書いたが、今回はそれに少し補足したい。移住者問題は単なる不足する労働力の輸入ではなく、当然のことだが、移住者の宗教、文化・…

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誤解される曽野氏の“棲み分け論”

 朝日新聞電子版を読んでいると、小説家の曽野綾子さんが産経新聞に掲載した2月11日付のコラムが批判されている。  曽野さんはコラムの中で、「日本でも移民を受け入れたらいい」と提案したうえで、「南アフリカの実情を知って以来…

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バチカンの「退屈な説教対策入門書」

 「最近の若者はどんなイベントに参加しても、最初に口に出す言葉は“面白かった”か、“退屈だった”かだ」とよく聞く。そして退屈なことは敬遠するようになる。  退屈な話の代表的な例は結婚式での関係者の祝辞だ。だらだらと新郎、…

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法王、子供のお尻なら叩いていいの

 世界に約12億人の信者を誇るローマ・カトリック教会の最高指導者、ローマ法王フランシスコは4日、一般謁見の際、子供を持つ一人の信者から「子供を叩くことは許されますか」と聞かれた。子供好きで知られるフランシスコ法王は、「子…

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アラブ諸国で今、教義論争が展開

 イスラム教スンニ派過激テロ組織「イスラム国」が人質のヨルダン空軍パイロットを生きたままオリの中で焼殺したシーンが世界に流れると、欧米諸国では「イスラム国を絶対に許せない」といった声が高まってきている。地上軍派遣に消極的…

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ベルギーの次は日本が脱退?

 ベルギーは昨年12月、ウィーンに本部を置く国連工業開発機関(UNIDO)から脱退すると通告した。UNIDOのEvstafyev広報部長が当方の質問に答え、「ベルギーが昨年末、脱退を通告してきたことは事実だ。ただし、同国…

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後藤さんはキリスト者だった

 ヨルダンのパイロットがイスラム過激テロ組織「イスラム国」によって焼殺されたというニュースは世界を再び震撼させている。オバマ米大統領、オランド仏大統領、メルケル独首相ら世界の指導者たちは一斉に「イスラム国」を批判し、「絶…

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戦後70年追悼と「歴史の証人」

 2015年は第2次世界大戦が終わって70年目を迎える。歴史の節目だ。関係国では戦後70年に関連したさまざまなイベントや追悼集会が計画されている。わが国でも同様の行事が行われる予定だ。  ところで、韓国や中国は日本の戦争…

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起訴された神父たちの「性犯罪」

 スペイン南部グラナダのローマ・カトリック教会の10人の神父と2人の信者が未成年者への性的虐待とその事実隠蔽の容疑で起訴された。起訴状が28日公表された。  聖職者の性犯罪は10年前、未成年者の侍者(祭壇奉仕者)に対して…

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中国大使の悪意に満ちた反日発言

 1月27日は国連の「ホロコースト犠牲者を追悼する国際デー」だった。今回はウィーンの国連で開催された追悼集会で中国大使の場違いな反日発言を読者に報告するのが目的だ。多分、日本のメディアでは全く報道されていないと思うからだ…

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人質問題で与・野党は団結すべし

 悲しい映像が流れてきた。イスラム教スンニ派過激テロ組織「イスラム国」(IS)に拘束されていた2人の日本人にうち、湯川遥菜さんと思われる人物の殺害が報じられた。ISの蛮行に心から怒りを感じる。  日本メディアの反応を追っ…

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“本当”のイスラム教はどこに?

 イスラム過激派テロリストの3人が起こした仏週刊紙「シャルリーエブド」本社とユダヤ系商店を襲撃したテロ事件について、同国の穏健なイスラム法学者がジャーナリストの質問に答え、「テロリストは本当のイスラム教信者ではない。イス…

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中国から「日本人は平和ボケ」の声

 普段は中国共産党政権の腐敗や人権蹂躙問題を厳しく追及している海外反体制派メディア「大紀元」は22日、日本人2人がイスラム過激組織「イスラム国」(ISIS)に人質となり、身代金を要求されているが、日本のネットユーザーは日…

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