鈴木 淑夫
三重苦 森永・前川コンビで克服
戦後70年 識者は語る(4) 元日銀理事、元衆議院議員 鈴木淑夫氏(2) ――18年間の高度成長の時代は、欧米先進国の産業化の水準に追い付き、追い越せが目標でした。 そのために、輸出最優先で外貨を稼ぎ、技術導入と原材…
戦後の10年 大インフレ下で産業復興
戦後70年 識者は語る(3) 元日銀理事、元衆議院議員 鈴木淑夫氏(1) ――日本経済は戦後の荒廃から立ち直り、高度成長を実現後、二度の石油危機を経て安定成長後も為替の激変やバブルとその崩壊、リーマン・ショック、東日本…
異次元金融緩和の効果検証
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 総需要拡大は不十分 株高、円安、収益好転のみ 黒田東彦日銀総裁の異次元金融緩和の第一弾が打ち出されてから2年以上経ち、第二弾が打ち出されてから半年以上経った。そこで黒田総裁が…
中国主導AIIBと日本の態度
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 外交利用なら参加せず 国際秩序に取り込む戦略を 中国主導で創られる予定の「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」の創設メンバー候補国に、日本は米国と共に加わらなかったが、これに…
世界的な成長率低下の傾向
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 労働投入量鈍化が原因 増加する「人口オーナス」国 日本経済は、1980年代までは、先進国中最高の成長率を誇っていたが、バブルの崩壊とそれに続く金融危機で、97年以降2012年…
異次元金融緩和を巡る対決
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 野口氏、浜田氏が著書で 増えぬ銀行貸出の解釈で対立 最近、異次元金融緩和の効果を巡って正反対の評価を下す2冊の注目すべき本が出た。野口悠紀雄著「金融政策の死」(日本経済新聞社…
日米金融緩和政策の比較
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 公的資金の投入に差 デフレに陥らなかった米国 日本では、1997年の金融危機発生後、低成長とデフレが続き、「失われた15年」となったが、その間に日本銀行は世界に先駆けて「非伝…
プラス成長に転じた日本経済
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 持続的成長を目指せ 円安の輸出促進効果に期待 昨年4月の消費増税以降、2四半期連続してマイナス成長となっていた日本経済は、昨年10~12月期にようやくプラス成長に戻ったようだ…
2%のインフレ目標に拘るな
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 1%台でも出口政策を 4月以降の持続的成長次第 2013年1月22日、日本銀行は政府と共同声明を発表し、その中で「物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率で2%とする」と述べ…
「勝ち逃げ解散」の安倍政権
鈴木政経フォーラム・経済学博士 鈴木 淑夫 大幅円安は前途に暗雲 持続的成長を実現できるか 私は9月中旬のある会食の卓話で、消費増税の延期は理にかなっているし、年内解散の確率は30%であると述べた。両方とも実現したので…