高橋・浅田ら、五輪代表を懸け最終調整


全日本フィギュア、きょう開幕

高橋・浅田ら、五輪代表を懸け最終調整

開会式に臨む(左から)安藤美姫、村上佳菜子、鈴木明子、浅田真央ら=20日、さいたまスーパーアリーナ

 ソチ五輪代表最終選考会を兼ねるフィギュアスケートの全日本選手権は21日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。男女各3枠の出場枠をめぐり、激戦が見込まれる。

 五輪代表争いは今月のグランプリ・ファイナルを制した男子の羽生結弦(ANA)、女子の浅田真央(中京大)がリード。全日本優勝者が最優先され、残り2人は選考基準に照らして選出される。

 20日は試合会場で前日練習が行われ、11月下旬に右すねを負傷した男子の高橋大輔(関大大学院)は4回転ジャンプで転倒が目立った。羽生や初代表を目指す町田樹(関大)、織田信成(関大大学院)らは4回転の調整に励んだ。

 女子の浅田や鈴木明子(邦和スポーツランド)は滑りを入念に確認。4月の出産を経て五輪出場を狙う安藤美姫(新横浜プリンスク)は3回転の連続ジャンプを決めた。

 21日の男子SPの滑走順は羽生が25番目、高橋は26番目でともに最終組。22日の女子SPは浅田が26番目、安藤は25番目でいずれも最終組に入った。