環境省、国内希少野生動植物種に41種を追加
沖縄に生息する「オキナワマルバネクワガタ」など
環境省はこのほど、絶滅の恐れがあるとして、沖縄県北部に生息する「オキナワマルバネクワガタ」など41種について、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種(希少種)に追加指定すると発表した。指定により、3月中旬にも捕獲、販売、譲渡などが禁止となる。
オキナワマルバネクワガタは、約7センチまで成長し、黒色で強い光沢がある。山林開発に伴う生息地減少や昆虫愛好家による捕獲で個体数が減っている。最近ではネットオークションに出品され、愛好家の人気を集めている。
希少種には現在134種が指定されており、環境省は2020年までに計約400種を指定する方針だ。