JR東と西、北陸新幹線の新型車両を公開
15年春の開業を控え
JR東日本と西日本は28日、宮城県利府町のJR東日本新幹線総合車両センターで、北陸新幹線に導入する新型車両を報道陣に公開した。鼻先のとがった流線型の車体の側面に青色と銅色の線を描いたデザインで、2015年春に運行を開始する。
新型車両E7系(JR西はW7系)は12両編成。落ち着きのある「アイボリーホワイト」が基調。グリーン車よりシート幅が広い「グランクラス」を設け、全車両の洋式トイレは温水洗浄機能付き便座とした。
JR東日本の渡辺清一運輸車両部担当部長は「両社が車両を共同開発するのは初めて。互いの技術を融合、進化させており、快適な旅を提供できる車両に仕上がった」と話した。
北陸新幹線は東京-金沢間を最高時速260キロ、最短約2時間半で結ぶ。今後、同センターで試験走行などを実施し、営業運転に備える。