カイ・レイニウスさん「楽しんでもらえた」


大村さん世話役を妻と二人三脚で、妻豊子さんは長野・原村出身

カイ・レイニウスさん「楽しんでもらえた」

ノーベル賞授賞式後の晩さん会に出席した東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん(奥右端)と北里大特別栄誉教授の大村智さん(左端)=10日、ストックホルム市庁舎(代表撮影・時事)

カイ・レイニウスさん「楽しんでもらえた」

取材に応じる大村智・北里大特別栄誉教授を見守る、世話役のカイ・レイニウスさん(中央)と妻の豊子さん(左)=6日、ストックホルム(時事)

カイ・レイニウスさん「楽しんでもらえた」

ノーベル賞授賞式で、スウェーデンのカール16世グスタフ国王から医学生理学賞のメダルと賞状を受け取る北里大特別栄誉教授の大村智さん(左)=10日、ストックホルム(代表撮影・時事)

カイ・レイニウスさん「楽しんでもらえた」

ノーベル賞授賞式で物理学賞のメダルと賞状を手にする東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん=10日、ストックホルム(時事)

 今年のノーベル医学生理学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授(80)がストックホルムに滞在中、世話役を務めたカイ・レイニウスさん(69)が時事通信社の取材に応じ、「一連の行事を楽しんでもらえて良かった」と話した。

 在日スウェーデン大使館に勤務していたカイさんは、日本語が堪能。日本人受賞者を担当するのは大村さんで7人目で、今回も長野県原村出身の妻豊子さん(59)と二人三脚で世話役を務めた。

 心掛けたのは「楽しんでもらうこと」。荘厳な授賞式や華やかな晩さん会に、受賞者が緊張せず参加できるよう配慮した。多忙なスケジュールの合間に、絵画に造詣の深い大村さんが美術館訪問を希望した際は、素早く手配して喜ばれた。

 1週間を共に過ごした大村さんを「思いやりがあり、謙虚な人」と振り返る。一日の行事を終えてホテルの部屋に送ると、いつも「ありがとうございました」と深々とおじぎをしてくれたという。

 豊子さんは大村さんの長女育代さん(43)を担当。大村さんが「遠慮がち」と話す育代さんが、徐々に積極的になる様子を目にして「お世話して良かった」と感じた。

 カイさんは在日大使館時代に豊子さんと知り合った。温かな人柄で受賞者から世話役の指名を受けることもあり、2013年にスウェーデン外務省を退職した後も、特別に任に就いている。(ストックホルム時事)